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仮想通貨で実際に取引できるようになろう
ICON(アイコン)についての基礎知識
ICON(アイコン)とは
ICON(アイコン)は2017年8月24日に発行された韓国発の仮想通貨です。
時価総額は約146億円で、時価総額ランキングでは38位に位置しています。
公開されてから1日で発行分のコインが完売してしまうという人気を博しました。
韓国発の仮想通貨でスマートコントラクト(自動契約)を実装していることから韓国のイーサリアムと言われています。
仮想通貨と現実世界を繋ぐループチェーンプロジェクト
ICON(アイコン)は仮想通貨と現実世界を繋ぐことを目的としています。
主に証券・銀行・保険・病院・大学の5つのコミュニティにスマートコントラクト(自動契約)の技術を取り入れ、それぞれの分野で得られる情報を集めて新しいビジネスを展開していくことを目指しています。
韓国内では仮想通貨プロジェクトをするための提携先が豊富「」に存在しているので、すでに事業が始まっているところもあります。
証券部門では、韓国の証券会社26社が2016年にブロックチェーン組織である「韓国金融投資ブロックチェーンコンソーシアム」を開始しています。
2017年には世界で初めてのエンタープライズブロックチェーンサービスCHAIN IDとID盗難対策のための共有セキュリティシステムを展開しています。
保険部門ではトップクラスの保険会社のコンソーシアムはループチェーンを利用した自動保険請求サービスを開始しました。
このサービスにより、お客様は複雑な手続きをしなくても簡単に保険金を請求できるようになりました。
銀行部門ではプリペイド式のデジタル決済システムを開発中です。
大学部門では、生徒がスマート自動販売機を利用して仮想通貨を購入することができ、学校で日常的な支払いや送金などに利用できます。
病院部門では、韓国医療の主要機関の病院間でデータを交換することができるようになっています。
これらの5つの分野でどんどん仮想通貨の利便性が証明され、他の分野にも拡大していくとすると非常に有望な仮想通貨へと成長していくことが予想されます。
高速な処理速度
ブロックチェーンに取引情報を書き込むときに時間がかかってしまうと、取引があった時に処理が間に合わず送金遅れなどの問題が起こってしまいます。
現在の仮想通貨取引の拡大に伴い、取引量が増加することにより、処理速度が追い付かなくなってしまうというスケーラビリティの問題が存在しています。
スケーラビリティの問題を解決するためには、処理速度を上げるという方法がありますが、ICON(アイコン)の処理速度は1秒間に1000件も処理できるという超高速な処理速度を実現しています。
ビットコインの処理速度は1秒間に10件ほどしか処理することができないので非常に速い処理速度だといえます。
スマートコントラクトとは
ICON(アイコン)はスマートコントラクトを実装しています。
スマートコントラクトとはよく自動販売機にたとえられます。
自動販売機で飲み物を買う時に「ボタンを押す」という行為をおこなうと「自動的に」飲み物が落っこちてきて飲み物を得ることができます。
この時、「飲み物を買う」を言う行為をするときにわざわざ契約書を書く必要がありません。
このように、契約を自動化することで簡単に取引を行う機能のことをスマートコントラクトといいます。
自動販売機の例は非常に簡単な例ですが、ICON(アイコン)の場合は証券や保険などの複雑な契約の自動化にも成功しています。
契約を自動化することで、利用者の手間を省けるようにできるだけでなく、人件費の削減にもつながります。
ICONick
ICON(アイコン)にはICONickという機能があります。
ICONickとはICONねぅとワーク内で使われるウォレットIDのことを言います。
ビットコインの送金に使う時に使われるアドレスは非常に長く複雑になってしまい、覚えることは不可能です。
ICONickを利用すればアドレスを自分で好きなニックネームに買えることができ、覚えておくこともできるので取引をするときに簡単に行うことができます。
ちなみに、ニックネームはユーザー間で取引することができます。
自分の好きなニックネームが既に使われている場合は、使っているユーザーに話を持ち掛けて買い取ることも可能です。
もしかしたら、今後ニックネーム自体の価値も上昇しそこで儲けることも可能になるかもしれません。
ICON(アイコン)の将来性
分散型取引所の導入
ICON(アイコン)は分散型の取引所の構築を目指しています。
分散型取引所とは中央管理者を必要としない新しい取引所の形です。
現在有名となっているBinanceやGMOコインなどの取引所は中央集権型の取引所です。
中央集権型の取引所の場合は中央管理者として企業がサービスを管理したり、顧客のデータを管理します。
分散型取引所の場合はその中央管理者を必要とせずに個人間同士で取引を行うため、中央管理者に手数料を支払うことが無くなるため、全体的に手数料が安くなる傾向にあります。
また、分散型取引所の場合企業側に仮想通貨を預けずに自分で管理するため、ハッキングの被害を避けることも可能です。
このような新しい形の取引所を目指しているという点で将来有望な仮想通貨になる可能性が高いです。
すでに5つの分野でサービスを展開している
仮想通貨というのは発想自体は非常に有望なのですが、実際に形にするのが難しいと言われています。
その点、ICON(アイコン)の場合は提携先が非常に多いので、証券・銀行・保険・病院・大学の5つの分野でサービスを展開しています。
これら5つの分野でスマートコントラクト(自動契約)を導入し、それぞれの情報を収集し新しいビジネスを展開できるようになれば、ICON(アイコン)の有望性が認められると思います。
ICON(アイコン)のチャートの動き
2017年8月から2019年7月現在までのチャートの動きです。
公開されてから枠がすべて完売したことから、少し上がっているのが分かります。
その後2018年に入って仮想通貨ブームのあおりを受けて一気に上昇しています。
その後は利益確定の売りがでて、下落したまま推移しています。
もう一度ブームが来るを見越して低い水準のところで購入するのも面白いかもしれません。