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仮想通貨で実際に取引できるようになろう
Steem(スチーム)についての基礎知識
Steem(スチーム)とは
Steem(スチーム)は2016年3月24日に公開された仮想通貨です。
時価総額は約89億円で、時価総額ランキングでは45位に位置しています。
Steem(スチーム)はFacebookなどの今時のSNSにブロックチェーンの技術を組み合わせたものです。
ブロックチェーンの技術により、SNSでシステム障害が起こった場合でもデータが失われることがありません。
つまり、従来よりもセキュリティの高いSNSを作り出すことに成功しています。
記事を書いたり読んだりすることで収益を得ることができる
Steem(スチーム)の最大の特徴としては、記事を書いたり、読んだりすることで収益を得られるという点です。
現在でもブログ運営という仕事はありますが、これはブログに広告を張って収益を得る方法です。
Steem(スチーム)では広告から収益を得るわけではなく、記事を投稿したり高い評価を得ることでSTEEM(仮想通貨)を得ることができます。
また、記事を書くほうだけでなく、記事を読んで評価する側も収益を得ることができます。
考えてみれば、ユーザーからの評価というのは非常に重要です。
Amazonや楽天などを例に考えてみるとわかりますが、多くの人がユーザーからの評価を元に商品を購入しているのではないでしょうか。
個人的には、もし、評価が存在してなかったら頻繁に利用できないと感じてしまうほど評価は有益な情報です。
なので、ユーザーが評価を付けることに対して報酬が支払われても何ら不思議ではありません。
このように、読者に対しても報酬が支払われるというシステムは画期的なシステムと言えます。
質の良い記事が量産される
そもそもSteem(スチーム)が出現したのはGoogleに対する反発による部分が多いです。
勿論、Googleは非常に利便性が高く優秀なのは間違いありません。
ただ、Google AdSenseなどを見てみても広告収入を報酬とすることで、記事を書かせているような部分があります。
広告収入は悪いとは言えませんが、やはりブロガーとしては広告に沿った内容の記事を書かざるおえません。
そうなると、質の高い記事よりも広告収入を得るための記事が増えることになってしまいます。
ネット検索をかける側としては、質の高い記事を必要としているので、今後問題になってくるのは確実でしょう。
また、投降した記事に関してはGoogle側が見て、評価しています。
そのため、Googleからの高い評価を得た記事が上位に表示されるので、平等性が損なわれる可能性もあります。
その点Steem(スチーム)はブロックチェーンの技術をとり入れているため、「検閲が行われない」ため平等性が非常に高いです。
また、広告収入ではなく、読者からの評価により収益を得られるため、従来の「広告に沿った内容の記事」から「読者から評価を得られる記事」が書かれるようになるため質の良い記事がたくさん生みだされることが期待できます。
Steem内で使われる3種類の仮想通貨
●STEEM=Steemの主役となる仮想通貨
●Steem Power(SP)=Steemを稼働させるためのエネルギーとなる仮想通貨
●Steem Dollars(SD)=ドルと同価値を持つ仮想通貨
STEEM
STEEMは主役となる仮想通貨で、取引所で実際に売買されています。
STEEMはビットコインと交換することができ、Steemitのアカウントを所持するだけで送金することが可能です。
Steem Power(SP)
Steemit内で利用可能な通貨です。
SPを保有することでコンテンツの投票権を得られます。
SPには金利が付くので、所持している数が多いほど利息を得られるので長期的に保有することにメリットがあります。
記事を投稿したり、記事を評価した際に報酬としてもらえます。
報酬としてもらう時は50%はSP、残りの50%は後ほど説明するSDで支払われます。
SPのデメリットとしては、「他人に送金することができない」という点と「STEEMに交換するのに時間がかかる」という点です。
ちなみに所有しているSPを全てSTEEMに交換するのに2年ほどかかってしまいます。
交換するのに時間はかかりますが、金利が付くのでデメリットは少し解消されています。
Steem Dollars(SD)
SDはドルと同等の価値を持った仮想通貨です。
記事を書いたり、記事を評価した際に50%分の報酬として支払われます。
SDのメリットとしては「すぐにSTEEMに変換できる」「他人に送金できる」という点です。
SPと比べると流動性が高いのがメリットですが、金利はつきません。
Steem(スチーム)の将来性
インターネットを利用する上で、質の良い記事がつくられるのは望ましいです。
ユーザーとしても、知りたい情報を検索したら、情報量が豊富でわかりやすい記事を得たいと思います。
Steem(スチーム)を使えば、従来のインターネットの問題点とされていたことが一挙に解決することができます。
ただ、問題となるのは果たしてGoogleに勝つことができるかという点です。
Googleは私も勿論利用していますが、非常に使いやすいです。
私以外の多くの人がGoogleに対してそこまで不満は抱いていないでしょう。
非常に優秀なGoogleに打ち勝つことができるかは個人的には非常に厳しいと感じています。
また、日本のALISやロシアのGolosなどの新しい競合も出現してきています。
これらの競合を振り切って台頭することができるかがSteem(スチーム)の今後の将来性に繋がります。
Steem(スチーム)のチャートの動き
2016年3月から2019年7月現在までのチャートの動きです。
公開されてからすぐに上昇していますが、これは初報酬が支払われたためです。
ここまでは非常に順調だったのですが、ハッキング被害を受けて一気に下落してしまいました。
その後、2018年1月に仮想通貨ブームの到来とともに爆上げをした後、他の仮想通貨と同じように下落して推移しています。
今後、またブームが来るのを見越して投資しておくのもいいかもしれません。